池辺晋一郎/おもしろく学ぶ楽典―音楽指導ハンドブック

音楽を志す者にとって避けて通れないのが「楽典」の勉強。楽典を勉強された事のある方なら、黄色い楽典は一度は見た事があるのではないだろうか。
僕は楽典の勉強が嫌いだった。フォルテやピアノといった基本的な音楽用語、拍子や音符の成り立ち、音部記号の役割などについては、すでに経験上理解しているので、テストで正しい言い回しで書けるようにする為の暗記の作業だったし、調性や和声の構成の成り立ちや解説はあったが、じゃあ演奏や曲の中でどうやって活かすの?ということについては、説明が不十分だった。
この本は、そういった楽典の「何でそこはそうなるの?」という部分を分かりやすく解説している。楽典を勉強したのは十数年前になるが、この本を読むと今更ながらに「そういう事だったのか!」と気づかされる事がたくさんあった。まさに痒いところに手が届くような思いだ。
これまで楽典を勉強したことがあるけどイマイチ身につかなかった方はもちろん、今まさに楽典や和声法の勉強をしている者にとってもぜひ一読してほしい良著。

 

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